クアオルト構想の中核・温泉健康施設事業を断念 事業費16億5000万円・「市民の理解十分得ていない」 山形・上山市

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山形県上山市は市民の健康増進を目的に計画していた温泉施設の建設を断念すると発表した。これまでに2億円を投じている。

上山市は26日に会見を開き、市民の健康増進と交流人口の拡大を目指す「上山型温泉クアオルト構想」の柱に位置付けていた温泉健康施設事業を断念することを明らかにした。

当初の計画では、上山市弁天にある斎藤茂吉記念館の敷地内に16億5000万円をかけて温泉活用型プールや露天風呂ジムスタジオなどの施設を建設し、2021年に着工する予定だった。

2月の臨時議会で事業者選定に必要な議案が否決されたことから事業の中止を決めた。建設に反対した議員は「温泉の掘削などにすでに2億円を投資したとしても市民の理解を十分得ていない以上進められない」としているという。

(上山市・横戸長兵衛市長)

「クアオルト事業については引き続きやっていくが、柱である温泉健康施設が無くなったことについて新たな政策を模索しながら健康寿命を延ばしていく」

上山市は新たな取り組みについて、新年度中に市の医師会と連携して決めていくとしている。