雪室に雪がためられない・少雪で夏の雪冷房システムがピンチ 2008年の稼働以来初の事態 山形・川西町

カテゴリ:地域

記録的な少雪は「夏」に影響するかもしれない。山形県川西町では公共施設の冷房に活かすために貯蔵する雪が確保できず、関係者を悩ませている。

(記者)

「冬場に雪を貯めて夏の冷房に活かすという施設。今年は貯める雪が全くない状態。記録的な暖冬は夏へも影響しそう」

川西町上小松にある「エコスノードーム」は、冬の間に雪を貯め、夏場にその雪解け水を冷房に利用するための施設。隣の図書館や劇場ホールが入った複合文化施設「フレンドリープラザ」の冷房を担っている。

2008年に厄介者の雪を活用しようと建設され、高さ7メートル、奥行き15メートルの2棟のドームには、計963トンの雪を貯蔵できる。例年2月下旬にドーム脇の広場に積もった雪を重機で入れているが、今年は広場に雪は無く雪を貯蔵するめどが立っていない。

(川西町生涯学習課・五雲寺良さん)

「(エコスノードームが)稼動したのが平成20年からだったがそこから雪を入れられなかった年は今まで無かった。ここまで降らないというのは予想していなかった」

エコスノードームは満杯にすると334時間分の冷房に充てることができるが、このままだと今年はその分を通常の電気で冷房を稼働させる必要があり経費の増額が懸念されている。山間部から雪を運ぶにしてもダンプカー約190台分になることから、関係者は対応に苦慮している。

(川西町生涯学習課・五雲寺良さん)

「残り短い期間だが雪が降ってくるのを願うしかない」

川西町では2月末まで降雪の状況を見極めた上で、今後の対応を決める方針。