原発事故を想定し原子力防災訓練 ”高齢者の避難方法”に課題も【新潟】

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柏崎刈羽原子力発電所の事故を想定した大規模な訓練が8日から2日間にわたって行われました。

高齢者の避難方法など訓練を通して避難計画の課題も見えてきました。

8日に始まった原子力防災訓練。

柏崎市や刈羽村などで震度6強の地震が発生し柏崎刈羽原子力発電所で事故が起きた想定のもと2日間にわたって行われました。

訓練は今年、県が新たに策定した広域避難計画に基づいて行われ初日は県庁を中心に関係機関の連携方法などが確認されました。

そして翌日には、屋内待避を含めて約16万5000人の住民を対象に避難訓練が行われました。

原発から5キロ圏内の即時避難区域では住民が一時集合場所から大型バスに乗り込み村上市や妙高市などに避難。

受け入れ先では避難者を受け入れる手順などが確認されました。

【参加した人】

「切り返しなどに苦労があってそこに時間がかかった。催しものとか場所とかもう一度見直す必要がある」

また、同じ5キロ圏内の柏崎市椎谷地区では地震の影響で道路が寸断され陸路での避難が困難な場合を想定し初めて訓練に「船」が使われました。

住民は小型ボートを使って沖合に出たあと海上自衛隊の船に乗り移り避難しました。

県では5年ぶりに行われた大規模訓練。

浮き彫りとなった課題のひとつが「高齢者の避難方法」です。

【船舶避難の参加者】

「タラップが急なのでお年寄りには難しい。足もと見えない時の乗り移りは危険」

海上での船の乗り継ぎだけでなく、車両避難でも。

【車両での避難者】

「いざ避難するというと、(高齢者は)なかなか難しいと思います。簡単にそういうふうにすぐ出られるかどうか、ちょっとわかんないうちにいたほうがいいかもしれない」

【柏崎市桜井市長】

「高齢化の要因という部分は避難計画においてももう少し加味しなければいけない」

訓練を行うことで見えてきた新たな課題…

花角知事もこうした課題を検証し避難計画の実効性を高めていきたいと話します。

【花角知事】

「様々な課題があるだろうと思います。それをしっかりチェックをして広域の避難計画に反映をさせて計画の実効性を高めていくという作業を続けて行っていきたい」

県は来年2月にも訓練の報告書をまとめる予定です。