損傷激しい熊本城宇土櫓 全解体して再建へ【熊本】

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熊本地震で被災した熊本城の宇土櫓(やぐら)が、すべて解体したうえで再建されることになりました。大天守や小天守は昭和35年に再建された『外観復元建造物』ですが、宇土櫓は昭和や平成に大規模な改修工事が行われてきたものの築城当時の姿をとどめ『国の重要文化財』に指定されています。櫓は倒壊こそ免れましたが、柱の破損や傾きが激しく、修復方法が課題となっていました。26日に行われた文化財修復を話し合う検討委員会で、いったんすべての建物を解体したうえで復旧する「全解体」の方向性を了承。宇土櫓がすべて解体されれば大規模な改修工事が行われた昭和2(1927)年以来となり、熊本城総合事務所の網田龍生所長は「全解体を見据えて解体調査を進め、全解体の方が文化財的価値のためにいいのであれば全解体をするという方向性だと思っている」と話しています。