新型コロナウイルス 長崎県の情報公表の判断基準は?

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25日、長崎県内2例目となる新型コロナウイルスの感染者が確認されました。

感染した男子学生と濃厚接触者の家族4人に今のところ発熱などの症状は出ていません。

長崎県内では25日、西彼・長与町に住む20代の長崎大学の男子学生が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。

長崎県によりますと、学生は長崎市内の感染症指定医療機関に入院していて、けん怠感は続いているものの平熱だということです。

濃厚接触者とされる学生と同居している家族4人についても今のところ症状が出たとの報告はありません。

一方、14日に判明した長崎県内1人目の感染者の壱岐市の30代の男性は現在も入院しているものの変わらず症状は出ていません。

この男性と濃厚接触した長崎県庁職員を含む長崎県内に住む4人に症状は出ていません。

長崎県は検体を採取し、今後、PCR検査を実施する予定です。

長崎県の医療政策課によりますと、長崎県内でのPCR検査はのべ279件が実施されましたが新たな感染者は確認されていません。

(26日午前9時現在)

新型コロナウイルスの感染者について、どの公共交通機関を利用したのか、立ち寄った先の詳細など情報をどこまで公表するかは自治体ごとに対応が分かれます。

例えば大阪府は府内で感染者が確認された場合、入国ルートや行動などを混乱を招かない範囲で公表する独自のルールを設けています。

熊本市は感染者が利用した航空便を発表、同じ便に乗り体調不良などがある人に「(熊本)市や最寄りの保健所に相談してほしい」と呼びかけています。

今回、長崎県の発表では男子学生が羽田から長崎に戻る際に利用した便を明らかにしていません。

長崎県が非公開とした判断基準は主に2つです。

「搭乗した日に症状があるかどうか」

「濃厚接触者かを国が判断」

症状がある場合、国が濃厚接触者を特定し調査を行いますが、今回、感染が確認された学生は航空便を利用した時点では症状がありませんでした。

これを受け国は、同じ便を利用した人を濃厚接触者とせず、調査を行わないとしたため長崎県は便名を「公表する必要がない」と判断したということです。

長崎空港を運営する会社は、25日朝夕の2回、手荷物カートやいす、トイレなどを消毒液を使って念入りにふき取ったということです。