東京五輪・パラ延期 秋田県の対応と聖火ランナーの心境は 秋田

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 東京オリンピック・パラリンピックの延期の方針が決まったことにより、26日に福島県からスタートする予定だった聖火リレーも中止となった。秋田県も対応に追われる一方、聖火ランナーたちからは落胆の声が上がった。

 秋田県庁の東京オリンピックのホストタウンとの交渉や聖火リレーの調整を行う部署は、延期の方針が決定したことを受け、多くの職員が対応のため走り回っていた。

 秋田県内では、8市町村がオリンピック・パラリンピックのホストタウンになっているが、大会組織委員会からはまだ延期について正式な通知は無く、県の職員はホストタウンとの連絡や聖火リレーの開催計画の見直しなどに追われている。

 聖火リレーは、秋田県では6月9日と10日の2日間、14市町村を44組のランナーが走ることになっていたが、再度日程が発表される予定。秋田県スポーツ振興課の吉井和人課長は「聖火リレー本来の目的の東京2020大会の機運醸成や地域の一体感の醸成を考えると、今回延期することで、より多くの県民が参加できる形で実施するのが一番良いのではないか。参加者への通知は基本的に組織委員会で行うことになっている。状況を見て、県からも当然連絡などをしていこうと思っている」と話した。

 聖火リレー中止の決定に佐竹知事は「聖火ランナーは決まっていたので、この方々の晴れの舞台がなくなることになる。来年になればどうなるかわからないが、どういう風になるか不安だろうからそれもがっかり(だと思う)。大変残念だが、致し方ない」と語った。

 また、参加予定だった聖火ランナーからはコメントが寄せられていて、大潟村を走る予定だった大相撲・元豪風の押尾川親方は「選手の皆さんのコンディションを考えると大変難しい複雑なものがありますが、そこを受け入れ、乗り越えたものが勝者になると思っています。安心で安全でそして最高のパフォーマンスの東京五輪になるように願い、期待しています」とコメントを寄せた。

 また、アトランタオリンピック・女子マラソン代表で、鹿角市の聖火ランナー浅利純子さんは「つらい思いをした人も苦しい決断をした人もたくさんいる中で、来年もし走れるとすれば、今の2倍・3倍・10倍もうれしい気持ちで走れるのではないかと思っている」とコメントした。