広島市の住宅街で「アナグマ」出没 ゴミ集積場荒らされ 住民噛みつき被害も

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広島市南区の住宅街に野生のアナグマとみられる動物が出没し、周辺で被害が広がっています。噛みつかれケガをした住民が当時の緊迫した状況をカメラに語りました。

【被害にあった男性】

「くるっと向き変えて、ここで鉢合せて、口がこう回り込んでガブリと…」

当時の状況を語る男性…。左手には痛々しく包帯が巻かれています。

「ワシをみて反転してバッときた。胴回りがこのくらいで(体長も)大きいですよ!」

男性によりますと今月9日午前1時半ごろ、南区の黄金山近くの自宅で就寝中に大きな物音で目を覚ましました。外に出ると、庭のゴミ箱が倒れ中が荒らされていて、庭の奥へ進むと暗闇から体長50~60センチある「アナグマ」と見られる動物が襲い掛かってきたといいます。

アナグマは本州などに生息する肉食動物で、強靭な前足についた土を掘るための長い爪が特徴です。

【被害者の男性】

「バッとくる感覚。飛びついてくる感覚。(目は)威嚇してくる感じ…」

男性がとっさに押さえ込むと、アナグマは左手の甲に噛みついてきました。

「(傷は)こことこの辺。(アナグマも)必死の抵抗で噛みついていた。痛いの~と思って…」

男性の手が緩んだ隙に逃げたアナグマ。そして、男性は、出血が多く、感染症の心配もあり救急搬送されました。

【加藤アナ】

「今年7月頃から男性の自宅がある住宅街に度々現れていたとみられるアナグマですが、男性を襲う1~2週間前には、こちら、鉄製のゴミステーションに大きな穴が開けてられていました」

周辺に頻繁に出没し、ゴミなどを荒らしていたとみられる「アナグマ」。これはゴミステーションの破られた金網に付着していた「体毛」です。区役所はこの毛を採取し長さや色などからアナグマだと推測しました。

ケガ人も出て危険な状況が続く「緊急事態」に町内会も動き出しています。

【町内会長】

「(Q緊急告というのは)切羽詰まっているからということで…」

【チラシを配る町内会長】

「こんにちは~町内会長です。いま緊急なことが起きたので町内会で…」

チラシを作成し、町内会長が近隣住民に注意を呼びかけます。

「アナグマでるけん」

「ええ~!」

では、アナグマに遭遇した場合、どう対応すれば良いのでしょうか…。

【安佐動物公園・野田亜矢子さん】

「何かあったときにはアゴの力がものすごく強いので噛まれたりすると大けがに繋がる。

『触らない』『餌付けしない』が原則」

広島市南区ではごみが荒らされるなど先月から頻繁に情報が寄せられていて今後も被害が続けば捕獲に乗り出すことも検討しています。