リニア工事で新たな策 県境の水 JRが「釜場」設置案 

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リニアのトンネル工事で、JR東海は、県外に漏れた水を溜めておく「釜場」と呼ばれる施設を設置する新たな案を示しました。

JRが最終回答を示してから初めての会議には、技術部門のトップ・宇野副社長が出席し、焦点となっている「県境の水の戻し方」について、新たな提示をしました。

県外に流れ出る水は技術的に戻せないとするJRですが、県は認めません。

こうした中12日、JRは「釜場」と呼ばれる水を溜める場所を設置する工事方法を新たに示しました。

しかし、なお工事中水を戻せない時期があります。

難波副知事

「こういう工法では全量戻せないということですので、これでもって後々の議論が進むというわけにはいけません」

宇野副社長

「難しいという考えに変わりありませんが」

決着はつかず、会議は13日も開かれます。

JRが示した「釜場」とはどんな施設なのでしょうか。

こちらが静岡側こちらが山梨側です。

静岡側が高く山梨側が低いので、トンネル内の水は山梨側に流れます。

JRは、先進抗という排水溝も兼ねるトンネルを、本トンネルより先に掘ります。

その先進抗に釜場と呼ばれる場所をつくり、静岡側から山梨側に流れ出る水を溜めて大井川に戻すと提案しました。

しかし、この先進抗自体が静岡側と山梨側でつながる前には、どうしても流れ出る水が発生してしまうとしています。

県、JRとも譲れない部分であり、お互いに「詰めた議論が必要」との認識は一致していますが、着地点はまだ見えていません。