全身真っ黒! 小さな“鬼”が練り歩く「盆綱曳き」 死者を極楽浄土へ 370年続く伝統行事 福岡県

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真っ黒でかわいい小さな「鬼」の登場です。

福岡県筑後市で、お盆の伝統行事「盆綱曳き(ぼんづなひき)」が行われました。

「せ~の、よいしょ」

筑後市久富地区で370年ほど前から続く、久富(ひさどみ)盆綱曳き。

毎年8月14日に行われている伝統行事で、福岡県の無形民俗文化財にも指定されています。

行事は早朝の大綱作りから始まります。

稲わらで編み込まれた綱は直径約40センチ、長さは20メートルほど。

一方、その頃子どもたちは…

「気持ち悪い~」

子どもたちは全身に真っ黒いススを塗り、わらで作られた角と腰ミノを身につけ、小さな「鬼」に大変身します。

【リポーター】

「かわいい黒鬼たちが、元気なかけ声をあげて今、出発しました!」

「わっしょい、わっしょい」

江戸時代、大凶作で亡くなった人の霊を慰めるために始まったとされるこの盆綱引き。

「わっしょい」

子どもたちが、成仏できなかった死者を、長い綱で極楽浄土に引きあげます。

九州北部は14日も厳しい暑さとなりましたが、綱を引いて練り歩く子どもたちの元気な声が、町中や畦道に響いていました。