首都に迫る感染爆発の危機 海外メディア若者の行動批判

カテゴリ:国内

首都・東京都の人の出入りを抑える動き。

きっかけとなったのは、小池都知事が25日夜に行った緊急会見だ。

東京都 小池百合子知事「『感染爆発の重大局面』と捉えていただきたいと存じます。感染爆発重大局面」

感染爆発の重大局面にあると強い危機感を表明。

さらに26日午後7時からは、隣接する神奈川・千葉・埼玉・山梨の4県の知事との電話会談が予定されている。

国の推計を上回るスピードで増加している感染者。

厚生労働省の対策班によると、東京都では3月21日からの5日間で感染者は51人増えると推計していたが、実際には25日までのわずか3日間で74人にのぼった。

この推計では、「今後2週間で感染者が約500人増える」とされていたが、それを上回る可能性があるのだ。

こうした感染者急増のリスクを受け、政府は26日、新型コロナウイルス特別措置法に基づく対策本部の設置を決めた。

これは、緊急事態宣言の前提となるもので、安倍首相はこのあとの対策本部会合で基本方針の策定を指示する。

25日の都知事会見で特に強調された言葉がある。

東京都・小池百合子知事「症状の出ない方、症状が軽い方が、無意識のうちにウイルスを拡散させるということが懸念されています。夜間の外出についてもお控えいただきたい」

しかし、新型コロナウイルスの感染者急増の背景には、若者の行動があるとの指摘もある。

症状のない人、または症状の軽い人が、無自覚に感染の拡大を招いているおそれがあるというのだ。

厚労省対策班は、都内の繁華街にある飲食店でクラスターと呼ばれる感染者の集団が発生している疑いがあると指摘。

今後、若者などを中心に感染者の急増が続く可能性もあるとしている。

東京の桜の名所の1つである、中目黒の目黒川。

3月16日の川沿いの通りは閑散としていたが...。

25日は自粛ムードはどこへやら。

多くの人が行きかう混雑ぶり。

緊急会見の翌26日も混み合っていた。

その行動のあり方についてLive News it!のスタジオでは...。

加藤綾子キャスター「25日夜、小池都知事が緊急会見を開き、爆発的感染拡大が懸念される重要な局面として、週末や夜間の外出の自粛を呼びかけました。とはいえ、現在の渋谷のスクランブル交差点の様子を見てみますと、街にはやはり今も人がいますよね」

フジテレビ 風間晋解説委員「いつもより少なく感じますね」

加藤綾子キャスター「この渋谷について、気になるニュースがありました。ロイター通信が『新型コロナウイルスの影響で東京オリンピックの延期にもかかわらず、若者はいつも通り渋谷でナイトライフを過ごしていた』と批判的に伝えています。つまり、若者も感染拡大の一因になっているのではという問題提起があったので」

加藤綾子キャスター「ここからは、ツイッターで情報を発信している女優で声優の春名風花さんとお伝えします。外出の自粛要請ですが、19歳の立場でこれに応じますか? それとも応じられないですか?」

女優・声優 春名風花さん「応じられませんね。なぜかというと、仕事が保証されないので、バイトでその日暮らしをしている若者はとても多いと思うので、その方たちもそういう事情で外に出ているのではないかなと思います」

加藤綾子キャスター「遊びではなくてそういう事情があるのではないかと」

女優・声優 春名風花さん「大学生などは休日こそ稼ぎ時ですので」

ジャーナリスト 柳澤秀夫氏「仕事でどうしても外出しなきゃいけないというケースではなくて、渋谷の街に夜な夜な遊びに出て行くという外出とは質が違うと思うんですよ」

女優・声優 春名風花さん「そうですね。遊びに出て行く場合は、若者同士って10年来の付き合いの友達がまだいないので、一度や二度誘いを断ったくらいで壊れてしまう関係性もあるんです。それを怖がっている人もいるんじゃないかなと」

ジャーナリスト 柳澤秀夫氏「しかし、そうだからと言って外出をしてしまうと、爆発的な感染の発信源になってしまうのではないかと。若者の気持ちもわかるんですけど、このままでは“馬鹿者”になってしまうのではないかと」

加藤綾子キャスター「でもこれは大人にも言えることですね。大人も外出しているでしょうと。春名さん、世界からの批判についてはどう感じますか?」

女優・声優 春名風花さん「ドラッグストアには高齢者があふれていますし、スーパーには親世代があふれていると感じるので、若者ばかりが悪いのではないと思うんですけど、やっぱり若者は自覚症状がない方が多いので、そのあたりは気を付けないといけないかなと思います」

加藤綾子キャスター「身近で感染したという人がいないと、なかなか実感がわかないという現状もあるかもしれないですね」