消費増税 家計をみがけ! キャッシュレス決済デビュー

カテゴリ:暮らし

10月1日の消費税10%への増税まで、あと19日となった。

今回は、お得なポイント還元制度を利用したいという、高齢者のキャッシュレスデビューとその落とし穴について。

街では「種類が多すぎて。『還元』とかもコロコロ変わるので」、「慣れてなくて、(登録も)してないですね」などといった声が聞かれた。

若い世代でも二の足を踏む、キャッシュレス決済。

しかし、消費税アップ後にポイント還元を受けるには、1歩踏み出さなければならない。

東京都内のカメラショップ。

さまざまな機種が並ぶ店内でご婦人が訪ねていたのは、カメラの操作ではなく、スマホの使い方。

この店では、いよいよスマホに切り替えようとするシニア層が増えていることから、9月からスマホ教室を始めた。

60代女性は、「これから、そういう時代になっていくと思ったので、早めに慣れておきたいと思いました」と話した。

ここに来てのスマホデビュー。

きっかけの1つが、消費増税にともないスタートする、ポイント還元制度。

10月を前に、“おばあちゃんの原宿”巣鴨の地蔵通り商店街でも、キャッシュレス化が進んでいる。

巣鴨地蔵通り商店街振興組合の小林哲さんは「70代でも使う人がいますね」と話した。

コミュニティサロン「と和」・トップスタイリストの志田夏子さんは、「(キャッシュレス決済を)やりたいというお客様も多くて、パーマの放置時間でやり方を教えたりして。そんな簡単なら、また次回やろうというお客様も多い」と話した。

しかし、いざ始めようとすると、ハードルが高いのが現実のようで。

70代男性は「アプリは入っているけど、スマホが複雑でしょ」と話した。

今こそ、スマホ決済を学びたい。

そんな高齢者に向けて開かれていたのが、スマホ決済サービスの1つ、「メルペイ」の使い方講座。

説明を受けながら、見よう見まねで、スマホをいじる参加者たち。

しかし、メルカリのパスワードを忘れた女性は、次のステップに進めず、ここでギブアップ。

74歳の参加者は、「パスワード入れなきゃいけない。パスワードわからなくなっちゃった。家に帰らないと」と話した。

70歳の筒井猛さんは、以前、スマホ決済を始めようとして、アプリの設定がうまくできずに挫折していた。

筒井さんは、「メルペイは、すでに登録していますが、それは自分の持っているクレジットカードで、ひもづけしている。まだ、実際それで決済したことない。1人だとわからないので」と話した。

講座を受けた筒井さん。

いざ、商店街へ。

いよいよキャッシュレスデビュー。

店内で手にしたのは、柿の葉茶。

きちんとメルペイできるのか。

QRコードを読み取る際、スマホのカメラではなく、画面の方をかざしていた。

決してスマートとはいかなかったが、無事、決済完了。

筒井さんは、「まだ、全然ピンときていない。慣れていくしかないですね」と話した。

先週、国民生活センターが、「キャリア決済詐欺」について、注意喚起を行った。

これは、毎月の携帯料金とあわせて、ほかの商品の買い物をした際、携帯会社に支払うという「キャリア決済」のサービスを狙った詐欺が、最近増えているというもの。

どういうものかというと、自身の携帯電話に携帯会社からメールが届く。

文章には、「不正ログインされた可能性があるので、IDとパスワードを変更してください」と書いてある。

その下にURLがあり、そこをクリック、あるいはポンと押して、そのページに行ってしまうと、「現在のIDやパスワードなどを入力してください」ということになる。

その瞬間に、詐欺グループに自分のIDやパスワードが盗まれてしまい、キャリア決済を不正利用されてしまう。

そして後日、この人の携帯電話に身の覚えのない料金が請求されて届くというもの。

犯人はおそらく、それで何か物を買っている、あるいは転売して価値のあるものを買って、もうけている可能性もある。

新しい決済方法のため、必ずしも完璧に、消費者・利用者に対して、補償のシステムができているとは、現在言いがたい。

大手携帯会社でも、この補償の足並みがそろっていないという現状がある。

そのため、とにかく、だまされないことが第一。

そうしないと、泣き寝入りして払ってしまう可能性がある。

フィッシング対策協議会によると、むやみにメールを開かない、開いてしまったとしても、IDやパスワードを打ち込まない。

これを注意することが大事だという。