今も31万軒 進まない復旧 「いつまで...」住民いら立ち

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大停電の発生4日目。

千葉県を中心に、今も31万軒に電気が届いていない。

全面復旧は、13日以降とされ、さらなる長期化に不安が高まっている。

住民は、「開いてるスーパー行っても、水、お茶、飲料水がない。情報も知りたい。これ(携帯電話)は使えない、パソコン使えない。本当に最悪」と話した。

住民たちのいら立ちと困惑は、限界に達しつつあった。

停電と断水で、ライフラインが断たれている千葉・鋸南町。

携帯電話がつながりづらいため、無料の公衆電話が利用されていた。

住民は、「館山の方に住んでいる母に連絡したんですが、大丈夫でした。安心しました」と話した。

台風15号で深刻な被害が出た南房総にある鋸南町は、新鮮な魚が水揚げされる港町だが、漁港のいけすにいた500kgのタイなどの魚は、酸素を送るポンプが動かず、死んでしまった。

勝山漁業協同組合・平島孝一郎組合長は、「氷が作れない。魚を出荷するのに、氷がないので出荷できない。被害総額は億を超えてくるのではないか」と話した。

市民生活や地域の産業を直撃している大規模停電。

市原市に住む女性が、夕方から始めたのは...。

市原市在住・篠田明菜さん「車中泊をするための夜の準備を、明るいうちにやろうと思って」

自宅が停電しているため、子どもたちが熱中症にならないよう、エアコンが使えるマイカーで車中泊しているという。

佐々木キャスター「どういうものを詰めていますか?」

市原市在住・篠田さん「子どもが寝る前にミルクを飲みたがるので、お湯の準備とおむつと、お薬なども入れながら準備をしています」

停電による不安な毎日。

学校からも、子どもたちの姿が消えた。

市原市内の小学校では、停電のため、休校になってしまっている。

千葉県では、この停電により、公立の小中学校あわせて283校が休校している。

電力が復旧した地域には、日常が戻りつつある。

外来患者の受け入れを中止していた災害拠点病院・千葉県循環器病センター。

2日前に取材した時は、冷房などの空調が使えないため、入院患者が暑さに苦しんでいた。

12日に再び訪れると、電気もついて、冷房も整っていた。

入院患者は、「やっぱり電気ってありがたいですね。すべてのものが止まって、何もできなくなってしまうから大変ですけど」と話した。

この病院では11日午後、電力が復旧。

12日朝から外来診療を再開し、被災した人々を受け入れる態勢が整った。

千葉県循環器病センター・村山博和病院長は「自宅で被災して頑張っている方も、限界が来ることもあるでしょうし、被災者の方の受け入れを、どういうふうに態勢を整えるのかという、それが課題」と話した。

はたして、千葉全域に待望の光が戻るのは、いつになるのか。

12日夜も、多くの住民が不安な夜を迎えようとしている。