統計不正問題で“キーマン”ようやく招致…“証言拒否”も飛び出し国会大荒れ

  • 統計不正問題 “キーマン”を参考人として招致 
  • 野党の追及にも 結局決定的な証言は引き出せず 
  • 特別監察委の委員長は「発言控えたい」と“証言拒否”

統計不正問題“キーマン”が証言

統計不正問題に揺れる国会。
2月8日、ついに“キーマン”大西康之 厚労省前政策統括官が参考人として国会に呼ばれることとなった。

立憲民主党・川内博史議員:
平成30年の早い時期に(不正に)気付けたんじゃないかなと…8月の時点で説明を受けなかったのか?

大西康之前政策統括官:
8月の段階では説明はございませんでした。また、私も自分ではチェックしておりません。

立憲民主党・川内博史議員
ドヤ顔で言われても…

胸に“参考人”を示す緑色のリボンをつけ、落ち着かない様子で現れた大西氏。

厚生労働省で統計担当だった大西氏は、毎月勤労統計の不適切な調査を把握しながらも1週間にわたり根本功労大臣に報告していなかった、この問題の“キーマン”の一人。2月1日には、賃金構造基本統計の不適切調査に絡んで更迭されている。

立憲民主党・川内博史議員
官房幹部に何回説明したのか。何月何日、何時、誰に説明したのか、どう説明したか。教えてください。

大西康之前政策統括官
えー、18日ですが、厚労審議官・官房長・総括審議官に対しまして、私どもの部局の参事官から一報という形で話したと。翌19日でございますが、えーと、これは私から説明しましたが…

立憲民主党・川内博史議員
(去年)12月20日の大臣説明会合、陪席した厚労幹部を教えてもらえますか。

大西康之前政策統括官
厚労審議官と私の2名です。


野党は去年12月13日に毎月勤労統計の不適切な調査を把握したあとの行動を問いただしたものの、決定的な証言を引き出すには至らなかった。

特別監察委員長は「発言控えたい」

また、大西氏だけでなく、不正を調査し中間報告書を作成した特別監察委員会の樋口美雄委員長も答弁に立つこととなったが、樋口氏はあくまで独立行政法人・JILPT(労働政策研究・研修機構)の理事長として呼ばれたと答弁。「監察委の委員長としての発言は控えたい」との発言を繰り返し、「質疑ができない」として国会は大荒れとなった。

厚労省の事情に詳しい政府関係者によると、統計担当の政策統括官の任期は1~2年と短く専門的な統計の仕組みに習熟するのは難しいという。

国民民主党・山井和則国会対策委員長代行は「大西さんの答弁は物足りなかった。不十分なところがある」とする一方、菅官房長官は「大西さんに対する質問が途中であまりなかった」と述べるなど、野党側の準備不足を指摘する声も出ている。

国会を揺るがす不正問題。
単なる“政治ショー”と揶揄されないためにはどうすべきか、今後の展開が注目される。

(「プライムニュース イブニング」2月8日放送分より)

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