「弁当箱は洗って保管」!? 東京メトロの“忘れ物対応”がすごいと話題なので担当者に聞いてみた

カテゴリ:国内

  • 「東京メトロ忘れ物センターのホスピタリティがすごい」とSNSで話題
  • 弁当箱は洗って保管、忘れ物を取りに行く際のメトロの運賃は無料
  • 担当者「遺失者視点で考え、お客様の笑顔を取り戻すことを意識」

東京都内の移動には欠かせない電車。都民だけでなく、観光客らの多くも利用していることだろう。
そんな電車移動で、ついやってしまうのが忘れ物。

「急いで降車する際に、網棚に荷物を置いてきてしまった」「駅で携帯電話を落としてしまったようだ」などの失敗は、“あるある”の光景かもしれない。

そんな中、「東京メトロ忘れ物センターのホスピタリティがすごい」というSNSへの投稿を見つけた。

なんでも、弁当箱は洗って保管しているほか、忘れ物を取りに行く際のメトロ内の運賃が無料だというのだ。

これって本当なの? 実際の対応について、東京メトロの担当者に聞いた。

弁当箱は洗っております

丸ノ内線・方南町駅のお忘れ物取扱所

――弁当箱は洗っているって本当? 汚れた服は洗濯するなどしているの?

弁当箱につきましては、駅またはお忘れ物総合取扱所(飯田橋駅構内)で洗っております。汚れた衣服等については洗濯は行っておりませんが、他の遺失物を汚さないために拭き取る等の簡単な清掃は行っております。 


――持ち主が分かるものは連絡しているとか。例えばメールアドレス等があれば海外の人にも連絡している?

メールアドレスでは連絡を行っておらず、また、海外への連絡も行っておりません。住所が分かる物に対しては手紙で通知を行っております。

――忘れ物を取りに行く際のメトロ内の運賃が無料というのは?

はい、お忘れ物の引取りや確認のため、東京メトロ線各駅(東西線中野駅を除く。)またはお忘れ物総合取扱所へおいでになる時に、駅やお忘れ物総合取扱所において払戻し処理や乗車証をお渡ししております。 


――1 日に平均どれくらいの拾得物があるの?

2017年度は1日平均1809件、2016年度は1日平均1835件となっております。

忘れ物の取り扱いは「お客様の笑顔を取り戻すこと」を意識

――乗客の忘れ物の取り扱いについてどんなことを意識している?

遺失者視点で考え、お客様の笑顔を取り戻すこと、お客様の大切な財産をお預かりしているということを意識して取り扱っております。 


――このような対応はいつから取っている?

遺失物引取り時の無賃扱いは2013年7月から実施しており、その他の取扱いについては相当以前から行っております。

なお、拾得したその日に乗客の手元に戻らなかったり、連絡ができなかった忘れ物は、翌日お忘れ物総合取扱所に集められ、3~4日保管。それ以降は警視庁遺失物センターに移しているという。

忘れ物の取り扱いでの“神対応”は、以前から行っているということだった。今回話題になった東京メトロだけではないかもしれないが、忘れ物が見つかっただけでも嬉しいのに、加えてこうしたおもてなしの精神というのは本当にありがたいものだ。