大企業の未来を変える? モノづくりサークルとは

カテゴリ:地域

  • 日本の大手企業のミライにつながるモノづくりの「サークル活動」
  • 最先端の技術や発想の融合と自身の仕事に与える影響力
  • 発想、知識の幅の広がりやチームワークの重要性を認識

「数値じゃなくてこれくらいみたいな表し方あるかな?」
約300人ものクリエイターが集まりアイデアを競い合うハッカソン。

そこに参加していたこちらのチーム。
日本の大手企業のミライにつながる、あるサークル活動なのだ。

「速さで表すのか光の強さで表すのか」「さーって近づいてふわっとなる演出」などとチームでアイデアを出し合い、デザインやプログラミングなどそれぞれの役割に分かれ完成させたのは・・・・・

スマートフォンの充電をさせてくれる相手を探せるというマッチングアプリと専用端末。

「男性は市販のバッテリーにメーターズを挿入すると、LEDが脈動しマッチング待機状態となります。女性はアプリから近くのバッテリーを探せるので充電中の過ごし方や年齢・年収などバッテリーのスペックに応じたフィルタリングをし、好みのバッテリーの元へ向かってください」

なんとこれ、人気投票1位に!

3年連続で人気ナンバー1を獲得した、こちらのチームは・・・
 「つくるラボ」という社会人の物づくりサークル。

つくるラボはこれまでハッカソンやコンテストに39回参加し、そのうち、最優秀賞やグランプリなど32もの賞を受賞してきた。
実は所属するメンバーは東芝デジタルソリューションズに勤める衣斐さんを筆頭に、富士フイルム、ソニーなど大手企業の社員も多い。
彼らは企業に勤務する傍ら、平日の夕方や週末に集まり、打ち合わせをしたりハッカソンやコンテストに参加しているという。
サークルなのであくまでプライベート。
しかしこの活動が、それぞれの仕事にある影響を与えていた。

富士フイルム デザインセンター 石垣純一さん
「最先端の技術とか使って物を作るので、技術のトレンドを知れた。それが自分の仕事でも、なにか新しい提案をしようってときに、自分の提案にすごい幅が広がった」

GROOVE X 小川博教さん
「ハッカソンって1日とか2日でなにか形にすることが多くて、なにかをトライするときに、どうすれば早くできるかがすぐわかるようになった」

東芝デジタルソリューションズ 衣斐秀聽さん
「いろんなポジションにいる方々が一緒にひとつの場所で物づくりを体験することで、他の人達がどういう働き方をしているのか、自分の歯車はどの位置にいて、どういう役割でどこまで手を伸ばせるのかを、みんなが気づいてわかってきてた」

このサークル活動を通じて、発想や知識の幅が広がったりチームワークの重要性を認識したほか、ハッカソンで知り合った技術者が自社に入社してくれたこともあるそうだ。

メンバーたちに大きな影響を与えていたサークル活動だが、つくるラボの代表・衣斐さんの上司は、実際にこのサークル活動が企業のゆく未来のひとつのヒントになっていると感じていた。

つくるラボ 衣斐さんの上司 東芝 乙葉茂さん
「ニーズの多様化、お客さんの方にストーリーがあって、それをいかに実現するかが大事なので、クロスファンクションチームというのが非常に重要だと思っているが、実際にすばやく体験して、それを示したのは彼らだったのかなと思います。専門分野が集まって何ができるってことが、すごくわかりやすくなっていると思うので、それ自身がこれからの企業風土というものを変えていけるんじゃないかと思っています」

自身もこういったサークルに参加したことがあるという番組コメンテーターの石倉秀明さんは、「働き方改革の影響の中、労働時間が短くなって、新しい取り組みに挑戦する人が増えている。それは収入ではなく『本業以外の知識やスキル』『職場と違う仲間とのつながり』を目的にしてやっている人が多い。こういったサークルは熱量が高く、新しいイノベーションが生まれたりすることも期待できる」とコメントした。

(「プライムニュース α」1月18日放送分)

プライムニュース αの他の記事