関係者から惜しむ声相次ぐ 8日死去の堺屋太一氏

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作家で元経済企画庁長官の堺屋太一さんが、8日、亡くなった。

83歳だった。

関係者からは、惜しむ声が相次いだ。

石原慎太郎元都知事は「非常に貴重な人を失ったと思いますね。あれはね、ある意味で、文武両道を極めた男でね、官僚としての情報収集と分析力、物書き・作家としての発想力の2つを備えた、珍しい知識人でしたね」と話した。

堺屋さんは大阪市出身で、東京大学卒業後、1960年に当時の通商産業省に入省し、70年の大阪万博の企画を担当するなどした。

その後、石油危機をテーマにした「油断!」で作家デビューし、第1次ベビーブーム世代が社会に与える影響を予測した小説「団塊の世代」を出版するなどして、ベストセラー作家となった。

石原慎太郎元都知事は「歴史をちょっとひねってとらえたり、日本の将来について予見するというのは、非常に正確に持っていた。独特な発想力がある人でしたね」と話した。

98年からは2年間、小渕内閣と森内閣で経済企画庁長官を務め、2013年には安倍内閣の内閣官房参与に任命された。

また、BSフジでは、注目の経営者との対談番組、「ビジネスリーダー」で司会を務め、政治、経済、文芸など幅広い分野で活躍した。

自民党・岸田政調会長は「私自身もいろんなところでご指導いただいた、大変懐かしい思い出がたくさんあります。堺屋先生のご逝去、本当に寂しいものを感じていますし、ご冥福をお祈りし、そしてさまざまなご指導にあらためて心から感謝申しあげたい」と話した。

また、大阪府の松井知事は「一緒に万博を盛り上げていきたかったという思いでいっぱいです。非常に残念でショックを受けています」とコメントしている。

堺屋さんの通夜は16日、葬儀・告別式は17日に執り行われる。