停電時に注意…コンセントから“抜いた方がいい家電”と“そのままでいい家電”がある

カテゴリ:国内

  • 11日16時現在、43万軒以上の停電が続く
  • 専門家「停電時ブレーカーを落とさないと火災の危険が」
  • 家電のコンセントはそのままでいいものと外した方がいいものがある

首都圏を直撃した台風15号は、関東各地に深刻な被害をもたらした。
上陸からまる2日以上が経過した11日16時現在も、千葉県や神奈川県ではあわせて43万軒以上の停電が続いている。東京電力は、記者会見で、11日中の復旧のめどが立っていないことを明らかにした。

停電の影響で断水の地域もあり、IH調理器の家庭は料理もできない。

Twitterでは、被害報告や被災地への応援メッセージにまじり、突然の停電を生き抜くサバイバル法の投稿も数多い。
代表的な内容は以下のようなものだ。

・ライトの光を「水を入れたペットボトル」や「膨らませたコンビニ袋」に当ててランタン代わりに使う
・停電で止まったエアコンの代わりに、濡れタオルを首に巻いて涼しく過ごす
・冷気を逃がさないため冷蔵庫のドアはできるだけ開けない

どれもなるほどと思う内容だが、停電時は他に何を気を付ければいいのだろうか?
防災や家電のプロが考える停電時の注意点とはなんだろうか?
まずは東京都総務局総合防災部に聞いてみた。

自宅を離れるときはブレーカーを落として

――災害で停電したとき気を付けることは?

自宅から離れるときは電気のブレーカーを落としてください。
電気が切れたそのままで避難する方もいらっしゃいますが、通電が再開したとき「火災」が起きる恐れがあります。

※通電火災
停電で止まった家電が、通電後に漏電するなどして発生する火災。
傷ついた電気ケーブルや、ゴミが付いたコンセントから火災になる場合もあるという。また停電で止まっていたヒーターなどの暖房器具が倒れ、通電後に過熱して火災が起きるケースも。


――仏壇などの「ろうそく」は明かりで使うべき?

一般論としてやはり、ろうそくは火事の原因になることが多いと言われています。
ろうそくではなく、懐中電灯や電池式のランタンを備えておくことを紹介しています。

――スマホの充電はどうしたらいい?

日常からバッテリーを用意して持ち歩くことを案内しています。
「避難所で充電はできないの?」というお問い合わせを非常に多くいただきますが、まず生命にかかわるような事柄を優先して電気を使用していますので、ご理解頂きますよう呼び掛けています。

テレビ・エアコン・冷蔵庫のコンセントは外す?

一方、家電メーカーは、どんな停電時の注意点を呼びかけているのか?
日立グローバルライフソリューションズに聞いてみると、停電時の家電の取り扱いは公式サイトでアナウンスしているという。
そこではやはり、冷蔵庫のドアについて、できるだけ開閉を控えてほしいと紹介している。
https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/about/attention/


意外に感じたのは、家電のコンセントは外すのか、それとも付けたままでいいのかについてだ。
これまで停電が起きたら家電のコンセントは全部外せばいいのかと思っていたが、「エアコン」・「冷蔵庫」はそのままでいいそうだ。
一方、「テレビ」・「暖房器具やアイロンなど発熱する電気器具」・「モーターを使うなど起動時の電力消費が大きい家電」はコンセントを外す方がいいという。
電力消費が大きい家電は、停電が復帰して一斉に動きだすとブレーカーが落ちたりヒューズが飛ぶなどの悪影響がでる可能性があるというので注意していただきたい。

避難所ではスマホの充電は優先されないということだが、11日現在、千葉の市役所などにスマホの充電スポットが設置されているという。
今回、突然の停電にとまどう被災者も多く見られ、一刻も早い全面回復ができるよう願うばかりだ。

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