中国の動画が炎上 クレーンゲームの景品に子犬!?動物虐待と非難殺到

カテゴリ:ワールド

  • クレーンゲームの景品に子犬...ペットブームが過熱する中国で信じられない動画の数々が...
  • 緩衝材でぐるぐる巻き...? とんでもない方法のペット宅配便
  • 人々の目を引こうと、より刺激的なサービスを行っている可能性も

子犬の頭上に降りてきたのは「アーム」

今、中国で非難が殺到している動画がある。

愛らしい子犬たち。その頭上から降りてきたものが...

クレーンゲームのアームだ!
信じがたいことに、生きた犬をガラス張りのケースに入れ、クレーンゲームの景品にしているのだ。


この光景を取り上げた中国メディアは「驚くことにクレーンゲームの中に子犬が現れ(中略)、本当に残酷だ!」と強い言葉で断罪した。

調べてみると、これは氷山の一角。中国では他にも、動物を“物”のように扱う行為が横行していた。

クレーンゲームに入れられたこのパグは...

ぬいぐるみに埋もれ、自由に動けない状態となっている。頭にアームが近づくと、怯えているようにも見えた。

笑いながら...動物を“物”扱い

商業施設内に設置された柵の中で、アヒルやガチョウが体を寄せ合い歩いている動画では...

女性が笑い声をあげながら、アヒルやガチョウに向けて、直径20センチほどの輪っかを投げつけていた!
この現場には「ガチョウにかかったら50元、アヒルは40元」という張り紙があり、生きた鳥たちが輪投げの的になっていた
のだ。

的になる動物は他にもいる。

この現場では、輪っかがかかれば景品として金魚やウサギがもらえるゲームが行われていた。

一体なぜ、中国で動物を景品にするようなゲームが横行しているのだろうか?「直撃LIVEグッディ!」は中国情勢に詳しい、ノンフィクション作家の青樹明子さんに話を伺った。

加熱する中国のペットブーム

青樹明子さん:
今の中国のペット市場が異常なんです。来年あたり、日本を超すと言われているくらい大規模な、ものすごいもの。ペット愛好家が増えているということを逆手に取って、確信犯的にこういうことをしているんですね。刺激的なものをアップするとお客は集まってくるので。

中国では今、急激にペットブームが過熱しており、人々の目を引こうと、より刺激的なサービスを行っている可能性を指摘した。

動物への心無い行為が、なぜ減らないのか? グッディ!のスタジオでより深く検証した。

ペットが悪質な配送方法で送られたケースも

倉田大誠アナウンサー:
より刺激的にしようとして、クレーンゲームに犬を入れたのではないかという話がありました。たしかに、あの弱いアームでは犬を取ることは出来そうにないですもんね。

安藤優子:
金魚を的にしている動画を見て思ったのは、日本にも金魚すくいというものがありますから、お祭りの出し物として行うのは分からなくはないんです。ただ、クレーンゲームに生きた動物を入れるというのは...。映像ではパグやフレンチブルドックが出てきましたが、目が出ているのでアームが目に当たりやすく危険ですし、鼻がつぶれている犬種は、こういう空間に入ったらすごく息がしづらいんです。本当にひどい虐待だと思います。命に対する思いがゼロですよね。

木下康太郎フィールドキャスター:
中国ではペットブームが過熱しているということでしたが、2010年に約2,200億円だったペット市場が、2020年には約3兆5,000億円、16倍にも膨れ上がるのではないかと言われているんです。

安藤優子:
富裕層がペットを飼うことを、自分のステータスにしているんですよね。命を飼っているんじゃなくて、付加価値を飼っているみたいな、そういう感覚。日本でも言えることですが、私はペットを飼っているからといってペット愛好家とは限らないと思いますよ。

木下康太郎フィールドキャスター:
中国では、パンダなどを守る動物愛護の法律はあるんですが、犬や猫に関しての法律はないそうです。この10年くらいずっと議論されているとのことですが...。中国では、インターネットでペットを購入した方に、このような状態で送られてきた事例があるそうです。

・パグを緩衝材でぐるぐる巻きにした状態で、宅配便で送られてきた
・シベリアンハスキーは、段ボールの小さな穴から顔だけを出した状態で、宅配便で送られてきた


高橋克実:
お店で購入して連れて帰るんじゃなくて、宅配便で送られるという状況が理解できないんですが...。

安藤優子:
日本でも、地方のブリーダーさんからインターネット上で購入すると、空輸してくるケースはありますよ。飼い主が空港で迎えたり。でも、良心的な人は空輸をしないことを前提としたり、たとえ空輸するとしても一緒に来るなどしますね。ただ、人がついて来ると言っても、犬は貨物に乗せなければならない決まりがあるわけですが。子犬をどういう風にして飼い主の元に届けるのかという方法論については、中国もそうですが、日本も議論の途中にあると私は思います。

(「直撃LIVE グッディ!」7月9日放送分より)

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